赤い魂 第12話「悲劇の接吻」 

良子は和彦と明子が恋人同士になっている悪夢を見た。
悪夢から覚めた良子は自分の部屋から一階に下り、
食事の準備をしている寿子に私はあと10日後くらいには手術して
元気になっているはずねというと、寿子はそうねと弱々しく相槌を打った。
良子は学校に行く支度をしようといったが、良子は和彦との関係を
考えると、心底病気を治す意欲が失われつつあった。
二階の自分の部屋に行こうとすると、寿子がふらふらと台所で倒れてしまった。
良子は病院にいる史朗に寿子が倒れたことを電話で伝え、史朗はすぐに
家に帰ると言った。
しかし、同時に明子が院長室に入ってきて、戸田京子に拒絶反応が出たことを
知らせてきたので、史朗は良子にすぐに帰れない事情ができた、
ほかの先生に診てもらうことにするから、良子頼むと言った。






和彦が働いている工事現場に貴志が来ていた。
貴志は和彦に約束を守っているだろうなと釘を刺したが、和彦は良子とは会っていない
といい、和彦は約束は守っているんだから、腎臓をあげてくれ、いつ提供するか
日にちを教えてくれと言った。
しかし、貴志はもうひとつ麻薬とどうかかわっていたかを聞いていないと言った。
和彦は貴志に腎臓提供を何度も頼むが、結局貴志は約束を果たそうとしなかった。

貴志が工事現場から帰ろうとすると二人組の男(石山雄大、柿沼大介)が貴志を
つけていた。
貴志に病院を自由にしてくれるという約束はどうなりましたかと聞くと、
貴志はお前たちに言われなくても自由にする、もっともお前たちのためではなく
自分のためだ、それより和彦をよく見張っておけと言って、車で走り去った。


立花家に史朗がよこした医者(北村総一朗)がきた。
寿子を診察し、お大事にと言った。
そして、帰り際良子にお嬢さんの手術の予定が早く決まるといいですねといった。
良子はは?と聞き返したが、医者は一日も早く病院の予定表にかきこまれることを
祈っていますよと言って帰った。
良子は不安になった。


良子は恵明会病院に足を運び、明子を呼び出した。
明子は和彦のことは何とも思っていないと言った。
良子は明子に和彦と会ってもいいのね、私の病気が治れば和彦も考え直して
くれるわねと言うと、明子はもちろんと言ってうなずいた。
良子は明子に手術の予定を知っているかと聞いたが、明子は知らないと言った。
良子は驚いた。
明子は交通事故で亡くなった人と良子の血液が適合したけど、院長先生はほかの人に
移植した、きっと院長先生は自分の腎臓を移植するからだと言って、良子を
力づけた。


京子は拒絶反応を起こしたが、なんとかなり、医者(笹入舟作)は最初の拒絶反応
は切り抜けられそうですねと史朗にいうと、史朗はうなずいた。

そこに明子がやってきて、明子は史朗に良子に手術の日を言ってあげてほしいと言った。史朗はなぜそんなことを言うのかと聞くと、明子はさっき良子が来て、10日後に
手術の予定が入っているか確かめてくれと頼まれたので、なぜ10日後なのかわからな
かったのですが、手術の予定はないと伝えたと言った。
史朗は嘘をついたことがばれて呆然とし、悩んだ。


史朗は勇作の会社に足を運んだ。
勇作は史朗にいつ父親であることを名乗らせてくれるのかと聞くが、
史朗はその前に腎臓を移植して健康な身体にしてあげたいと言った。
史朗は貴志に何度か腎臓の提供を頼んだが、私の心を弄ぶだけで受け入れて
もらえなかったと言った。
勇作も頼んでみると言った。


良子は明子の言葉にショックを受け、思い出の原宿にふらふらとやってきた。
そして、良子はその足で和彦の働く工事現場に足を運んだ。
事務所にいる受付の女性(千うらら)に宮内和彦はいますかと尋ねると、
和彦はいま用があっていませんと言った。
丁度そこに電話がかかってきて、明子から和彦の電話だった。
良子は不安な気持ちになった。

良子が帰ろうとすると、丁度和彦がやってきた。
和彦は良子に用がないなら帰ってくれ、お前にはもう興味がないと言った。
良子は自分が病人だから興味が無くなったのかと聞くと、和彦はそれは違う、
早く治って欲しいと思っていると言った。
和彦は病気がよくなりたかったら俺のところに来るなと言った。
そこに事務所の受付の女が来て、和彦に川崎明子という人から電話が来たと
伝えた。
良子は完全に誤解をした。


和彦は明子に電話した。
和彦は明子に余計な電話をしてくるなというと、明子もあなたのことが大嫌いと
売り言葉に買い言葉で応戦し、電話を切った。
しかし、受話器を握りしめながら明子は「好き…」とつぶやいた。


和彦は俊之に知恵を貸してくれ、貴志に腎臓をあげてくれと頼んだが、
良子と絶交することを条件に突きつけられた、良子にひどいことをした、
明子を良子のそばに連れて行って、この女のことが好きだと言ってしまった、
でも本当は良子のことが好きなんだ、惚れてしまったと言った。


男二人組は貴志に昼間和彦と良子が二人で工事現場で会ったことを報告した。


史朗が自宅に帰ってきた。
史朗は良子に手術は遅れるかもしれないが、10日後に手術をやることを
まだ諦めたわけではない、なんとかできると思っていると言うと、
良子は本当に?と聞いた。
史朗は本当だと言った。

史朗は寝室に寝ている寿子の様子をみた。
寿子は貴志が腎臓を…ときくが、史朗はまだだと言った。
史朗は何もできないが、富岡さんに頼んだと言った。


勇作は貴志にダイドウ製紙のウエムラに理事にしてもらうように頼んでくると言った。
勇作が出かけるのとすれ違いに俊之と和彦が富岡家にやってきて、
俊之だけが富岡家の中に入っていった。
俊之は貴志に和彦は約束を守ったのだから、腎臓を譲ってあげてくれと頼むが、
貴志は意に介さず、それどころか頼みがある、史朗を病院から失脚させてくれと言った。俊之は自分にはそんなことできないと言ったが、貴志は検事のお前ならできる、
いま抱えている業務上致死事件で、史朗を有罪にしてくれ、そうすれば史朗は
解雇されるはずだと言った。
俊之は有罪かどうか決めるのは裁判官だというと、貴志はだから有罪にできる
ようにバシバシ史朗を公判で叩いてくれというと、俊之は断ると言った。

そこに、寿子がやってきた。
寿子は史朗が病院から追い出されてそれで良子が助かるならそうしてほしいと言った。
俊之は驚きの表情を浮かべた。
寿子も貴志に腎臓を提供してくれと頼んだ。
貴志はどいつもこいつも俺の腹を裂こうとしてといい、唐突に肝心のやつが
頼みに来ないと言いだし、良子だと言った。
貴志は良子に本当のことを言ってやろうか、お前が本当の親と思っているのは
実は他人で、本当の親は富岡勇作、俺は腹違いの兄だとな、と意地悪く言った。
寿子はそれはやめてください、良子は何も知らないと言った。
克子も貴志に頼んだ。
しかし、貴志は受け入れず、寿子はその場でまたふらふらとして倒れてしまった。
克子は寿子を支えた。
寿子は救急車で恵明会病院に運ばれた。

貴志は俊之にお前はいい加減だ、和彦と良子は別れていない、和彦がお前に
嘘をついているだけだと言った。
そこに和彦がやってきて、本当に良子とは絶交した、他に好きな人がいると言った。
貴志は俺の目の前でその女とキスでもするというのかというと、戸惑ったが
和彦は自分について来いと貴志に言った。


明子は立花家にいる良子に電話をし、寿子が病院へ運ばれたと知らせた。
丁度同じころ、貴志と和彦は恵明会病院の前の車中にいた。
病院から明子が出てきた。
和彦は車から降り、明子の元に向かった。
和彦は突然明子に抱きついたが、明子は嫌がった。
しかし、和彦は明子に良子を救うためにはこれしか方法がない、史朗は良子の
本当の親じゃなかったといった。
明子は驚いた。
和彦は続けて、良子に腎臓を提供できるのはたった一人、そいつが俺たちを
見ているんだよと言い、俺に良子と別れろと言った、そうしなければ腎臓の
提供はしないと脅された、良子を助けてやってくれと頼んだ。

和彦と明子が二人抱き合っていると、病院内から史郎と良子が出てきた。
良子は和彦と明子が抱き合っている光景を見て、あの悪夢を思い出した。
良子は明子にひどいと言った。
和彦は良子の前で、言っただろ、俺たち二人相性がいいんだよ、明子も俺のこと
好きだと言ってくれというと、明子も泣きながら好きと言った。
良子はショックのあまり、病院内に戻って走り去った。
事情を分かっていた史朗と和彦は二人顔を見合せ、お互い会釈をした。


院長室で良子は泣きながら私手術しなくていい、死んでもいいと泣きながら言った。
史朗は良子を慰め、忘れるんだ、今は手術のことだけを考えようと言った。
そして、史朗はこれから大人になるまで何人もの男に会って何度も恋をして、
そして、何度も恋を失う、そうして大人になっていく、生きるとはそういう
ことなんだよ、生きていようと励ました。
[ 2012/11/20] テーマ : テレビドラマ | TB(0) | CM(0)| 編集]

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