人はそれをスキャンダルという 第1話 

小野寺家では、20歳になる小野寺信子(山口百恵)は、父小野寺信太郎(船越英二)に
髪を整えてもらっていた。
信太郎は信子に見合いを勧めていたが、しの(千石規子)は笑いながら無駄ですよ
と言った。
小野寺家は東京都世田谷区玉川等々力町326番地にあり、とても裕福な家庭だった。
父信太郎は小野寺設計事務所の所長であり、建築家だった。
信子の母親は5年前に亡くなったが、何不自由ない生活を送っていたが、
信子は東京都の教員採用試験を受け、教師になるため、勉強していた。





信子の教員採用試験当日、信太郎は事務所で倒れ、そのまま心筋梗塞で死亡した。
信子は病院に駆け付けたが、丹波(玉川伊佐男)が急なことでと言った。
信子はベッドの上で横たわっていた信太郎に抱きついて泣いた。


信太郎の葬式が信太郎家で営まれていた。
仕出し屋やぐらで働いている信子の幼馴染の吉永隆一(永島敏行)が食事を配達してきた。
隆一は信子に会釈をした。

弔問に、実業家であり堂島建設の堂島耕一郎(三國連太郎)、そしてその妻堂島静子
(加藤治子)、そして、耕一郎の息子であり、将来政治家にしたいと思っている弁護士
の堂島俊樹(夏夕介)がやってきた。

三人が線香をあげ終わると、信子は耕一郎を呼び止め、三人を二階に案内した。

そこに突然喪服の女がいきなりやってきて、信太郎の遺影を眺めるとすぐに
帰っていった。
来ていた人が不思議に思った。
信太郎の妾の子、関根蘭子(亜湖)であることはそのとき誰も知る由がなかった。


信子は信太郎が遂行していたもの、堂島建設で建ててもらおうとしていたものの
設計図を耕一郎に見せ、設計図を渡した。
そこで、信子は少し過労のせいでふらついた。

信子は一階に戻り、一旦は持ちこたえたものの、隆一の顔を見るなり、倒れてしまった。
隆一は二階に信子を運び、ベッドに横にしたが、あとから来た俊樹が介抱しようと
して喪服の帯を緩めようとしたところ、信子は気付き、驚いた。
とりあえず、しのを残して、男の隆一と俊樹は部屋を出た。


数日後、信太郎の世話をしていた男(穂積隆信)は、小野寺設計事務所は副所長の丹波に
任せましょうと言い、丹波は小野寺設計事務所の名前はそのまま残しておきましょう、
業績は無駄にしませんと言った。
信子はどうかよろしくお願いしますと言った。

そして、信子の亡き母親の兄である伯父の柳原(川辺久造)は、財産管理をしておく、
とりあえず月30万円あれば暮らしていけるでしょと言い、信子から実印を受け取って
書類に印を押してしまった。


信子が信太郎の遺品を整理していると、デスクに鍵のかかった引き出しがあり、
信子が鍵を使ってその引き出しをあけてみた。
すると、ある箱が入っており、箱を開けると古い手紙がたくさん入っていた。
信子は手紙を読むと、お父さん、今度はいつ来てくれるのかと言った文面と、
信太郎の似顔絵が入っており、明らかに自分が書いたものではなかった。
信子は一瞬なんだかよく分からなかったが、すぐに信太郎には隠し子がいたようだ
ということに気づいた。
そこにしのが入ってきたが、信子は何も言わず信太郎の部屋を出て行った。
しのが残された手紙を見てみると、東京都世田谷区玉川等々力町326番地、小野寺
信太郎と子供の下手な字で書かれていたものがたくさん置かれていた。


信子はシノに知ってたんでしょうといい、ショックで落ち込んだ。


信子は雨の中ショックのあまり、ふらふらしていると、隆一に出会った。
隆一は声をかけ、傘を渡した。
隆一の働く仕出し屋についたが、信子はただひたすら黙って座り込んでいた。
信子はお父さんに裏切られたと言い、父親が亡くなった時、他に女が居て、
自分と同じ歳の子供までいることが分かるなんてと悲しい声で言った。
そして、信子は信太郎の愛人は亡くなっているけど、子供は生きているとぼやいた。
隆一は信子に、その子はお前の姉か妹になるんだろと言った。
信子は妹と聞いて、少し興味がわいてきた。


信子は妹の名前は関根蘭子(亜湖)ということは分かっていたので、蘭子に
会いに行った。
蘭子の部屋を訪ねたが、どうやら留守で、近所の住人(荒砂ゆき)もいつ戻るか
分からないと言った。


堂島俊樹は信子を自宅に招き、車で堂島家まで送った。
信子は、静子と俊樹とリビングルームで会話をし、緊張気味だった。
静子はあなたと私はおうとう女学院の同窓生なんだしといって、親近感を
持たせようとしたが、信子はそんなことまで調べたのかと訝しげに思ってしまった。
俊樹は音楽をかけ、信子と踊っていると耕一郎がやってきた。
信子は耕一郎に挨拶をした。
信子と俊樹はまた踊り始めたが、信子は耕一郎のいやらしく自分を見る視線が
とても嫌だった。


小野寺家。
信子はまた信太郎宛の手紙を確認しようと箱を見てみると、中身は空だった。
信子はふと庭を覗くと、手紙を全部燃やそうとしていたのでなんとかやめさせた。
シノは悔しくて見ていられないと言った。


信子はまた蘭子に会いに行った。
部屋のドアが開いていたので、ドアを開けて中をのぞいた。
信子は驚いた。
蘭子は肌をさらし、だらしのない下品な恰好でいたからだ。
信子は思わず新聞の勧誘を装った。
蘭子は新聞はとらないと言った。

信子は蘭子の部屋を去る時、信太郎に似ていなくてほっとした。
信子が帰る際、蘭子が窓から身を乗り出して、小野寺信子さんと大声で呼び、
花を投げた。
信子の素性はすでに蘭子にばれていた。


翌日、蘭子が信子を電話で呼び出し、喫茶店で二人であった。
蘭子はあなたお金持ちなんでしょ、あんたと言って信子を刺すような視線で見ると
信子はええ、少しはと涼しげな表情で答えた。
蘭子が信子に何月生まれと聞くと、信子は3月と答え、そしてあなたは11月10日でしょ
というと、蘭子はどうして分かったのかと聞いた。
信子は蘭子が幼いころ信太郎に宛てた手紙を取り出して、蘭子に見せた。
蘭子はその手紙を見て涙を流して泣いた。
しかし、蘭子はその手紙を使って紙飛行機を作り始め、店の中で飛ばした。
信子は驚き、その手紙を拾った。
信子は蘭子に家に来ないか、半分はあなたの家よと言った。


小野寺家。
シノは信子が蘭子を連れてきたことに猛反対した。
シノが小野寺家を出て行こうとしたが、来客があったので、ひとまず対応
することにした。
来客は堂島俊樹だった。
俊樹は蘭子を見てちょっと驚いた。
俊樹は、信子のフィアンセだと名乗り、信子は驚いたが、
蘭子は自分を信太郎の妾の子供と名乗り、俊樹を驚かせた。


翌朝、シノが蘭子が高価な絵を勝手に持ち出して家からいなくなっていると
と言って焦っていた。
信子は蘭子の働き先を訪ねたが、店のオーナーの野々村(絵沢萠子)は蘭子が
無断欠勤して困っているといった。


信子が小野寺家に帰ってくると、シノがあわてて出てきたので、信子は蘭子は
帰ってきているかと聞くと、シノは今度こそお暇もらいます、
我慢できない、蘭子が帰ってきているどころじゃないと言った。
信子が家の中に入ってみると、家の中がめちゃくちゃで、さらに男を引きずりこんで
裸で抱き合っていた。
とにかく、信子は焦り、男には帰ってもらうことにした。

すると、蘭子は今度は勝手に信子の部屋に入り込んでいた。
そして、信太郎が信子に勧めていた見合い写真を勝手に見ていた。
蘭子は信子に男を学歴とか財産とか身分でしか見られないのかといった。
信子は男を見抜くことはできると言いきったが、蘭子はあんたなんか男との
交わりでも興奮できもしないくせにと処女呼ばわりで罵倒して言った。
信子は蘭子の横面を張り、さっきの光景を見て生まれて初めて興奮したわと
言いきった。
蘭子は笑い、信子も一緒に笑った。


信子と蘭子は箱根に遊びに行った。
いろいろなことがあったので、シノにも冷却期間を与える必要があったと
信子が考えたからだった。
信子は蘭子と乗馬を楽しんだ。
信子は蘭子に4月から小学校の教師になると言った。

信子と蘭子は小田急山のホテルに戻ると、フロントで信子宛に贈られた
花束を受け取った。
蘭子が花束に添えてあった手紙を読むと、贈り主は森田大介という人からの
贈物であることが分かった。
しかし、信子は名前に聞き覚えがなく、全然思い出せなかった。

また、ホテルの部屋にいると、ベルボーイが信子への贈り物を届けに来た。
何度も送り届けてもらえるので、信子は喜び、森田大介を意識せざるを得なかった。


信子がホテルから出ると、大学のテニスサークルの人たちらしき集団がおり、
学生の中に、森田大介と呼び掛ける人がいた。
信子がその森田大介という言葉に反応し、ふと男の方を見てみると、
森田大介(篠田三郎)は、テニスのコーチのようだった。
信子は早速森田大介に声をかけ、贈り物をありがとうとお礼を言った。
しかし、森田大介は全く身に覚えはないようで、どういうことかと信子に聞いた。
信子は自分のことを小野寺信子ですと自己紹介をし、自分のことを思い出して
もらおうとし、森田大介さんですよね、贈り物ありがとうと再度言うと
森田大介は確かに私は森田大介ですけど、何のことかと分からない様子だった。
そこにド派手な赤いドレスを着た蘭子が森田大介の元に走ってきた。
森田大介は、あぁ、昨日はレストランでお会いしてと、蘭子のことをよく
知っているようで、信子は頭の中がかっと熱くなり、どういうことだろ、
これは不思議なことだと思った。
[ 2012/12/13] テーマ : テレビドラマ | TB(0) | CM(0)| 編集]

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